手背のガングリオン

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ガングリオンは、ギリシャ語で結び目、節、こぶという意味です。     
全身の関節付近に発生するガングリオンですが、特に手首周辺・手の甲に出来る事が多いようです。
名前を聞くと恐ろしい感じがしますが、良性の腫瘍で放置していても問題ありませんので安心してください。
自然に治る事も多く、また一度治っても再発する事もあります。

◆ どんな症状なの?
 突然に出来る場合もあれば、ゆっくり時間をかけて大きくなることがあります
大きさは、米粒大から親指大までさまざまで、ボコッといった感じに膨らみます    一般的には、20代〜50代の年齢、また男性より女性のほうができやすいと言われています

 痛みは無く、あっても軽度と言われています
ただ、できる場所によっては神経を圧迫し、しびれがでることもあります

◆ どうして起こるの?
 実は、正確な発症の原因はよくわかっていません
ただ、いくつかの諸説があるので紹介したいと思います。

1:ぶつけた・捻った
手をぶつけたときに、その衝撃から体が自分を守ろうとして、ガングリオンが発症する

2:ストレスやホルモンバランスの乱れ
ストレスやホルモンバランスが崩れる事により血行が悪くなる→体内の老廃物が排出されにくくなる→それらが溜まってガングリオンとなる

3:関節の動かし過ぎ
靭帯のまわりが使い過ぎによって刺激をうけ、関節液や滑液が溜まる

◆ 治療法
  自然に治ってしまうことがほとんどのようです
日本では玄翁(げんのう)・・・いわゆるハンマーで叩けば治ると言われていました。欧米では分厚い本(聖書など)で叩いていたそうです

 一般的なのは注射で抜き取る方法です
手軽に安価に出来る治療法ですが、根っこから取り除くわけではないので、しばらくすると再発することもあります。

 ガングリオンの出来た箇所にメスを入れ、丸ごと切除する方法もあります。
この方法ならガングリオンを根っこから取りのぞくことができ、再発を防止することが出来ます。手術といっても、大掛かりなものではなく、日帰りの手術で完了します

 また、最近では痛みやかゆみを伴わず、レーザーによってガングリオンの内部に作用する治療法もあります。再発しにくく、完治しやすいと言われていますが、1回の治療では足らず、個人差はありますが、1〜2ヶ月かけて通院しながら治療する必要があるそうです。またレーザーの機器を使用するため、対応可能なクリニックが限られたり、治療費が穿刺治療法や圧迫治療法に比べると、高くなります。

 ガングリオンが出来た際には整形外科に受診されるといいと思います

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富士見ヶ丘接骨院

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